車中泊を快適に楽しむために①

車中泊

日本の治安を過大評価しない

平和な車中泊のためには自己防衛が必要

車中泊場所は他の車がたくさん停まっているところで

私は愛犬君と色々な場所でお散歩するために、夕方から夜に目的の道の駅、または目的の場所の近くの道の駅に着くように移動し、車中泊して早朝のお散歩をすることが多いのですが、女性1人チワワ1匹体制だと、車中泊をする際に色々と不安なことが付きまといます。

長らく日本は平和だと思っていましたが、色々な事件・事故が起こっている中で、油断は大敵です。出来る限り最初から不安要素を取り除いて、気持ち良く車中泊を楽しみたいと考えています。
そのため、今のところ車中泊場所は、夜に着いても必ず人の目がある道の駅と決めています。休憩としての車中泊を許容してくれている道の駅であれば、昨今の車中泊ブームも相まって、夜中も車がたくさん停まっていることが多いので、それだけで安心感が違います。

道の駅の駐車場の中でも、可能であれば、私は24時間使用可能なお手洗いの近くの明るい場所に駐車するようにしています。人の出入りがあるので、最初は気になりましたが、車の中が全く見えないようにカーテンをしっかりと取り付けているので、逆に今は人の目があることが安心につながる気がしています。

最近は車中泊に慣れている方が多く、マナーを守られている方が大半なので、お手洗いの近くに停めても、夜中に話し声が聞こえるようなこともそんなにないのではないかと思います。
これまでに1回だけ、夜中に話し声がひどくて、全く眠れないということがありましたが、その話し声の主は車中泊中の方々ではなく、トイレ休憩のためにその道の駅に立ち寄った方々のようでした。そんな時でも快適な車中泊を続けられるように、耳栓を用意しておくのも良いかと思います。

また、夜に道の駅に着くと、時期によってはお手洗い近くの駐車場はいっぱいになっていることもあるので、お手洗い近くの駐車場を確保できない時には、お手洗いから少し離れていても、車中泊している車がある程度停まっていて、あえて街灯が近くにあるような明るい場所に停めるようにしています。車内が遮光カーテンで囲まれていると、外がどれだけ明るくても車内はある程度の暗さが保たれるので、とても快適です。

なるべく遅い時間には車の外に出ない

ご家族やご夫婦、ご友人同士で車中泊をされている方はその限りではないかもしれませんが、女性1人で車中泊をする場合、暗くなってから1人で車の外に出るのを避けることで、車中泊の安全性はグッと上がると私は思っています。

そのため、ある程度人気のある時間帯にお手洗いと愛犬君のお散歩を済ませ、夜遅くなってからは外に出ないで、車の中で過ごすことにしています。うちの愛犬君は、普段あまり無駄に吠えることはしないのですが、私がトイレに行く時などに後追いをしてたまに少し吠えてしまうこともあるため、周りの方に迷惑をかけないためにも、夜遅くに外に出るのは控えたいと思っています。夜遅くに車の外に出ないとなると、1番の懸念点となるのは、夜の水周り問題(お手洗いや洗顔など)かと思いますが、それについては、別途私が行き着いた解決方法を記述したいと思います。

夕方のお散歩が終わり、車の中で満足気な愛犬君
夜になって車中でくつろぎまくる愛犬君

車内は外から見えないように工夫

先述したように、私の車には遮光カーテンを取り付けています。
女性1人で安心して快適に車中泊を楽しむためには、外からの視線を遮ることは必須です。
本当は車種ごとにカスタマイズされている遮光性のサンシェードが欲しかったのですが、結構なお値段がするので、節約のため、遮光カーテンの端切れを超安価で購入し、自作のカーテンを取り付けました。

フロントガラスや前の座席の横の窓、後ろの窓には、100円ショップで購入したサンシェードを愛用しています。こちらは、取り付けるのにカーテンよりも手間暇がかかるので、まだまだ改良が必要かなとは思っていますが、外から見えないという点については不備はないので、とりあえずそのままになっています。

全てのカーテン、サンシェードを設置するのにかかった時間を計ってみると、大体5分程度。
5分で安心で快適な空間を作ることが出来るのであれば、まあまあ良しかなと思っています。

後部座席と前方の境目にも
遮光カーテン
後部座席横部分の窓にも
遮光カーテン
後ろの窓には100円均一
サンシェードを2重に

車中泊、犬飼いのイメージを損なわないようマナー厳守

ゴミは基本的に全て持ち帰る

車中泊で出るゴミは家に持ち帰ることが鉄則なので、車の中にゴミ箱またはゴミ袋を用意しておくことが必須ですが、狭い車内にふたのついたゴミ箱を置くのは場所を取ってしまうので、私はゴミに応じていくつかのごみ袋を少し高いところに引っ掛けて使用しています。高いところにあれば、うちの小さな愛犬君がいたずらをして変なものを誤食したりすることもなく安心です。
また、最初から用途によって何枚かゴミ袋を用意しておけば、家に帰ってからゴミの分別で手を煩わされることもなく効率的です。

愛犬君の排泄物の匂い対策

ゴミの中でも車中泊中に1番困るのが、お散歩の時に愛犬君が排せつした糞です。犬の糞を処分させていただける設備がある道の駅や公園ではありがたくお世話になりますが、まだまだそうゆう施設は多くないため、排泄物を処分できない場合には、そもそも防臭効果の高いマナーポーチの中にタッパーに入れた重曹を入れ(効果があるかは分かりませんが、重曹の消臭効果を期待してそうしています)、排泄物を入れた袋を消臭袋に入れてから犬用マナーポーチに入れています。
普段のお散歩時にもこのマナーポーチを利用しているのですが、車中泊中に試してみたところ、車の中で匂いが気になるということがなかったので、この方法はいけると思って続けています。
ただ、うちの愛犬君は小型犬で1回の排泄物の量が多くないので、使える技かもしれません。
また、マナーポーチを鼻に近づけると若干の匂いを感じることはあるので、寝る時には椅子の下等自分の顔から少しでも離れたところに置くようにしています。

私はまだ長くても1~2泊程度の車中泊旅しかしたことがないので、この方法でゴミ問題に困ったことはありませんが、長期間かけて車中泊旅をする場合には、別途ゴミ対策は必要になるかもしれません。

左からマナーポーチ・重曹・消臭袋
マナーポーチの底に重曹
マナーポーチに消臭袋
マナーポーチの巾着を絞めて
マナーポーチのファスナーを閉めて
2重に匂いをカット
カラビナをつけられるので、
バッグや車の中でも引っ掛けられます